米カリフォルニア州裁判所、州の情報公開法で Waymo の企業秘密を公開しないよう事前差止命令
差止 部門より
Waymo が米カリフォルニア州の情報公開法 (CPRA) で自律走行車テストに関する提出書類の企業秘密を公開しないよう州自動車局 (DMV) を訴えていた裁判で 22 日、州裁判所は Waymo の請求を認めて事前差止命令を出したそうだ (TechCrunch の記事、 The Verge の記事、 The Next Web の記事)。
Waymo はカリフォルニア州で DMV の認可を受けて自律走行車のテストを行っており、企業秘密を含む資料を DMV に提出している。情報公開請求に対しては企業秘密の部分を墨塗りしたものを提供していたが、墨塗りを外した書類を公開するよう請求者が申立て、差止命令がなければ公開せざるを得ないと DMV から連絡を受けたために今回の訴訟を提起した。
今回の事前差止命令を Waymo は歓迎し、当局に提出した詳細な技術的情報が一般公開に適していないこともあると認識したうえで、同社の自律走行車に関する技術と運用に関する安全性などの情報を公表していくと TechCrunch に語ったとのことだ。